丸の内朝大学2015秋 ミュージカル クラス初日

9/30/2015



開講おめでとう!企画 Theatre at Dawnのミーちゃんが、丸の朝大学2015秋 『ミュージカル鑑賞クラス』をつくりました。昨年につづき講師を務めるのは、ミュージカル指揮者の塩田明弘さん、早朝から始まるクラスは塩田さんの絶妙なトークで笑いに包まれました。

それでは第1回 ミュージカルクラスの様子をどうぞ。


朝7時15分、東京駅の目の前、新丸ビル10Fにあるエコッツェリアにスーツ姿の男女がギッシリ、40名近い受講生が新しい学びを始めようと緊張の面持ちで集まりました。

今朝のテーマは「帝国劇場と、歴史」、講師はメインの塩田さんと、ゲスト講師 帝国劇場 支配人の阿部さんが並んでいます。
 

ブラインドから外を覗くと東京駅、朝陽が眩しい教室では 帝国劇場の劇場紹介DVDにて劇場にある美術品などをチェックしています。大きなステンドグラスや、油絵、帝劇には何度も行ったことのある私でも、見逃している作品が多々。

この「ミュージカル鑑賞クラス」は、街の中にある劇場をより身近に、より気軽に感じられるように様々な角度からアプローします。歌と音楽とダンスで彩られるミュージカルですが、まずは劇場に行くこと、そして観ること、そして体感すること、これをクラス全員で実践します。
 
また、役者さんだけでなく、舞台の作り手にも焦点をあて探求します。予算、スケジュールを組むプロデューサーの仕事、講師の塩田さんには指揮者として「音楽」のこと、他にも演出、照明、振付、歴史やマナー、チケットの購入方法など、受講生に様々な視点をお届けします。
 

この「舞台を観るチカラを養うクラス」は、数十年来のミュージカルオタクから、一度も劇場に行ったことのない初心者の人も一緒に楽しめるクラスとなっているのが魅力。ナゼそんな事が出来るの?かというと、それは「丸の内朝大学」だからでしょう。

朝大では職業や年齢に関わらず、フラットな関係ができます。共通点は「ミュージカル」、そして受講生が自主的に朝活を始めたり、Facebookのグループが出来たり、懇親会をしたりと活発な交流が生まれます。広がり方は受講生しだい、企画者や講師、事務局はその想いに柔軟に対応します。好きな事を楽しむ大人の熱意は、凄い熱を生み出し、気づくと観劇仲間が出来ているかも。

 
今回のクラスには、昨年の受講生が数名参加しています。この日も、受講生から、塩田さんのお誕生日をサプライズでお祝いしたいという申し出を受け、講座のラストにBirthday cakeのプレゼント!朝8時15分のサプライズです。
 

授業の終わりに、教室は突然Birthdayモードに突入、愛され講師、塩田さんです。今期も、オープンに楽しく、興味に合わせたコミュニティができるといいですね。観劇は一人で楽しめるエンタメ活動ですが、人と繋がることによって、自分の興味の幅を広げることができます。かういう私も、昨年のクラスで宝塚を再発見し、『宝塚グラフ』や『歌劇』といったファンの雑誌を楽しく読める力が身に付きました。ヅカファンたちのアテンドは凄かった。
 

写真は、BDケーキを片手に講師でミュージカル指揮者の塩田明弘さんと、帝国劇場 支配人の阿部聖彦さん(仮面加工にて失礼します。)

今朝の内容振り返りメモ

・塩田さんミュージカル指揮者への道のり
・帝国劇場 支配人の演劇生活への道のり
・旧 芸術座(放浪記)750席 1人の座長で2ヶ月の公演、旧 東京宝塚劇場・1000days劇場の話し
・劇場支配人の仕事とは
・オペラのパトロン制度と、日本の演劇システムの違い(チケット販売ルート・上演方法の違い)
・レジュメ・帝国劇場の座席表を見ながらチケット割り付けの解説→不公平感の無い販売
・ミス・サイゴン初演時、大雨でお堀が溢れ公演中止になったことが。
・2011年帝劇100周年記念本『帝劇ワンダーランド』特典DVDを視聴。→劇場案内VTR
・帝劇劇場内の喫茶店 景色良いですね。
・藤原歌劇団、帝劇でオペラの上演があった。
・日本を近代国家にするんだという意志のもと、西洋式の帝国劇場がつくられた。
・2000年くらいまでは座長芝居、それを団体で観劇しにくるシステム。
・劇場幕間 お弁当のこと、帝劇でも幕間に食事タイムがあった→現在は明治座に残る形態。
・ラ・マンチャは2時間10分休憩がないが、わざわざ幕間(お弁当タイム)を作っていたことも。→現在も韓国では休憩あり。
・帝劇DVD続き→井上芳雄さん案内の舞台裏VTR
・常駐スタッフ100人、ジャニーズの時はプラス フライングスタッフ。水を出すときも専門スタッフ。
・ラ・マンチャ 大阪、松本まわってきました。東京公演も、楽しみにしててください。
・塩田さんのミュージカル指揮者を目指したきっかけは、ラ・マンチャ
・質問タイム


環境共生型まちづくりを生み出す空間・エコッツェリア、なので教室の後ろには金魚もいます。みなさん、今朝もありがとうございました、次回も楽しみです。

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