秋が来て、ラテうまし。
11/21/2015
土曜日の夕方に、ふらりと寄ったのは、千駄ヶ谷の駅からすぐにあるカフェ バロワーテラス。今はお隣に引っ越したグッドモーニングカフェがあった場所に、またまた素敵なカフェが出来たなんて知らなかったので、びっくり。
カジュアルな空間を楽しめる、お気に入りの場所になりそう。
カフェにたどり着く前に、この日は2本映画を見ました。映画を2本とか、久々の体験。朝から必死に何をしているんだろう、、とやや反省しながらも、まったく違う作品を満喫。
1本目はライオンキングの演出家でもあるジューリー・テイモアの「夏の夜の夢」。有名なシェイクスピア喜劇が彼女の演出でどんな世界になっているのか。正直まわりの友人が「見たい・見なくては!行くよ??いくいく」と、情報を発信していたので、ご多分にもれず鑑賞することに。
なによりもジュリー・テイモアさんが、もう62歳!!ライオンキングの初演時のパンフレットに映る、スマートで黒髪パンツスタイルのかっこいい女性のイメージから15年くらい!!?時の流れを実感。(そう!来日したとのことで、映画のポスターに彼女のサインがあった♪)
作品はとても面白かった、ノンストップ、字幕で3時間くらいあったのかな。演出は彼女の得意とするインドネシアだったり、アジアの要素が取り入れられていて。竹だったり仮面だったり、妖精パックもピエロのよう。ライオンキングで観たことのある、アレコレが、世界中で繰り返し上演されてきただろう古典作品・真夏の夜の夢に生まれ変わっていた。
どうやったらあんな解釈ができて、どうやったら、あんな世界観が頭の中に浮かぶのだろう。彼女のイメージから生まれた芸術作品を目撃した気持ちを強く感じたし、出演している俳優、恋人役の4人の演技が自然体で人間らしく、妖精の世界との対比がとても面白かった。みんながとても上手だった。
人種を超えた子供たちが登場するシーンは記憶に残るし、人類普遍のテーマ「愛・恋」「恋愛・結婚」がくっきりと描かれていた。心情をキャッチして、観客に伝える形にまでするのだから、見えないものを伝達しあう演出家と観客の関係性って面白いと思ったりした、午前10時からの吉祥寺タイム。
2本目は元気を出して、ゴジラのいる映画館・新宿へ。ずっと見たかった「マイ・インターン」
レ・ミゼの映画にも出ていたアン・ハサウェイが主人公。かわいい、とにかく可愛い。もう一度見に行きたいくらい、かわいい。
2本目を観終わって、思ったこと。それは「朝に見た映画は、”芝居”だった」ということ。お芝居を録画して映画館で見た今朝だったけれど、頭の使い方、画面を見る視線、この2作品の鑑賞から、自分の脳の使い方が違ったことに気が付いた。
マイ・インターンは、画面に出てくる人の表情を、それなりにキャッチし、音楽と日常会話風の言葉を理解する作業だけれど。朝の映画は、画面の細部まで演出と俳優を確認しながら、古典劇の台詞を頭に入れて理解しながら考えつつ鑑賞する。
。。。。疲労感がちがう。 マイ・インターンはむしろ癒しだった。普段、劇場に通いすぎて、重圧と疲れと思考にまみれ過ぎている鑑賞スタイルに慣れ過ぎていたことに気が付いたことが面白かった。何事も「過ぎ」はよろしくないね。
実は翌日、レイトショーで三谷幸喜の「ギャラクシー街道」を鑑賞。これまた、格別な感想を持つことに。
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